【MacroDroid】使えるマクロ例では、【端末再起動検知】【端末バッテリー低下の検知】で送信機の異常を検知してメイン端末にメールを送信するマクロを公開していましたが、今回はそれに加えてFRepが動いているかどうかを検知する【FRep動作確認】マクロを公開します。
これを使えばFrepが動かなかった場合に、普段お使いのスマホにメールを送信することが可能なので送信管理がかなり楽になると思います。是非使ってみて下さい!
概要
毎回FRepプログラムの最初に、MacroDroidウィジェットボタン又はマクロのショートカットをタップさせます。→FRepプログラム
タップすると、MacroDroidのストップウォッチがリセットされて再スタートします。→マクロ1
もしもFRepが動作しなかった場合にはストップウォッチがリセットされずに設定時間を超えることになります。
ストップウォッチが設定時間以上になった場合にメイン端末にメールを送信します。→マクロ2
ストップウォッチ設定時間
平常時は送信周期である61分以上で良いのですが、月曜日0時等は70分以上になる場合もあるかと思います。当サイトでは送信2周分以上として2時間10分に設定しました。この場合は何かあって1回分飛んだとしても次回復帰出来ればメールは送信されません。
もっとこまめに動作確認をしたい方は80分(月曜日0時の送信間隔)でも大丈夫ですし、月曜日0時は毎回メールが送信される前提で66分(月曜日AM送信周期プラス1分程度)に設定しても良いでしょう。
ウィジェットボタン作成
ウィジェット(widget)とはホーム画面等に設置できる小型アプリの事で、代表的なものでは時計や天気等があります。
MacroDroidで用意されているウィジェットは4色のボタンで、そのボタンをタップすることでマクロ発動のトリガーにすることが出来るものです。
左:ウィジェットボタン(青)
■メリット:(1)トリガーとして指定出来る為、条件「発動したトリガー」として使える (2)同時に2つのマクロのトリガーとしても使用可能
■デメリット:アイコンにマクロ名が表示されないので何のマクロか分かりにくい
右:ショートカット(アイコン画像は変更可能)
■メリット:アイコンにマクロ名が表示される
■デメリット:条件「発動したトリガー」が使えない
※条件「発動したトリガー」は2つ以上のマクロを1つにまとめる場合に使用します。MacroDroidに課金していてマクロが無限に作成出来る場合は必要ありません。
ウィジェットボタンの追加方法
Android端末では、ホーム画面上何もないところを長押しするとメニューが出てくるので、「ウィジェット」を選択します。たくさんのウィジェットの中からMacroDroidを探して下さい。
MacroDroid_ blue・green・red・yellow の4色のボタンと、それが4つまとまっているMacroDroid_bar、そして、MacroDroidショートカットの中からお好きなものを選択してください。
ホーム画面に追加されたウィジェットは長押しで移動や削除も可能ですが、FRepでの画像認識の設定後は移動しない様にしましょう。
ウィジェットボタンの設置場所
ホーム画面1ページ目の左端
筆者はホーム画面1ページ目にウィジェット又はショートカットを設置しました。
MacroDroidのマクロで【ホーム】を2回入れることでホーム画面1ページ目に移動できる為です。
詳しくはこちらをご覧ください。→【MacroDroid】使えるマクロ例【基本のマクロにプラスして使える項目】→【ホーム画面】×2
尚、ホーム1ページ目の中でも誤タップの可能性が少ない左端がお勧めの場所です。
又、(余談ですが)ホーム画面に下側に【白い部分】を作り、[ホーム画像認識]に使える様にしました。※ツムツムアプリ落ちで端末ホーム画面に戻った場合に使用する為です。
FRepプログラム
MacroDroidウィジェットボタン又はマクロのショートカットをタップする画像認識です。
1はショートカットの画像認識、2はウィジェットボタンの画像認識です。どちらか1つをフルオートプログラムの最初に追加します。
必ずホーム画面を表示させてから画像認識を実行させてください。その為には(前項でも書きましたが)MacroDroidのマクロで【ホーム】を2回入れます。
※別の方法としてFRepプログラムでそれを行うことも出来ます。
【FRep動作確認】マクロ
MacroDroidの基本的な使い方についてはこちらをご覧ください。
【FRep動作確認】は2つのマクロを使用します。
■ウィジェットボタンをタップした時
■ストップウォッチが設定時間以上になった時
最初に2つのマクロを別々に作成する方法をご紹介します。
マクロを5つ以内に収めたい場合は条件分岐を使って1つのマクロにまとめることが出来ます。その方法も載せておきますので、どちらかを作成してください。
MacroDroidに課金していてマクロが無限に作成出来るのならば1つにまとめる必要はありません。
マクロ1:ウィジェットボタン
MacroDroidウィジェットボタンをタップすることによって、ストップウォッチをリセット&リスタートするマクロです。
トリガー:【ユーザー入力】→【ウィジェットボタン】→「好きな色(緑青赤黄のうち1つ)」を指定
※ウィジェットボタンを使わずにショートカットを使用する場合は【MacroDroid固有】→【トリガーなし】でもよいです。
アクション:
■【通知】→【ポップアップメッセージを表示】→
マクロが実行されると、ホーム画面にポップアップメッセージが(3秒程度)表示されます。
■【日時】→【ストップウォッチ】→(新しいストップウォッチ)→「FRep動作確認」→「リセット&リスタート」
マクロ2:ストップウォッチ
ストップウォッチが設定時間以上になった場合にメールを送るマクロです。
トリガー:【日時】→【ストップウォッチ】→「FRep動作確認」→「2時間10分」※自分で設定した時間
アクション:
■【メッセージ】→【メールを送る】
※メールアドレスにメイン端末のアドレスを指定し、件名・メッセージテキストを入力します。
[2020.2.23]修正 メール送信についてはこちらをご覧ください。
■【日時】→【ストップウォッチ】→「FRep動作確認」→「リセット&リスタート」
※設定時間毎に何回もメール送信をする場合は「リセット&リスタート」にします。
※メール送信が1回だけで良い場合は「リセット」にします。
【FRep動作確認】2つをまとめたマクロ
トリガー:【マクロ1】【マクロ2】のトリガーと同じです。
■【ユーザー入力】→【ウィジェットボタン】→「好きな色(緑青赤黄のうち1つ)」を指定
■【日時】→【ストップウォッチ】→「FRep動作確認」→「2時間10分」※自分で設定した時間
アクション:
■【条件分岐/繰り返し】→【条件分岐】→条件を【+】→【MacroDroid固有】→【発動したトリガー】→「発動したトリガー」→「ウィジェットボタン(青)」
条件分岐の開始と終了の間に下記2つを追加
■【通知】→【ポップアップメッセージを表示】→(設定)→OK
■【日時】→【ストップウォッチ】→(新しいストップウォッチ)→「FRep動作確認」→「リセット&リスタート」
■【条件分岐/繰り返し】→【条件分岐】→条件を【+】→【MacroDroid固有】→【発動したトリガー】→「発動したトリガー」→「ストップウォッチ(FRep動作確認)」
条件分岐の開始と終了の間に下記2つを追加
■【メッセージ】→【メールを送る】→(【MacroDroid】メール送信 参照)
■【日時】→【ストップウォッチ】→「FRep動作確認」→「リセット&リスタート」
ウィジェットボタンを使わずにショートカットを使用した場合は
■【条件分岐/繰り返し】→【条件分岐】→条件を【+】→【MacroDroid固有】→【発動したトリガー】→「未発動のトリガー」で他のトリガーを全て指定することでも動くと思います。但し若干分かりにくいので、いくつもトリガーがある場合はテストしてきちんと動く事を確認してください。
送信機異常検知マクロと一緒にまとめた場合
【発動したトリガー】を使うと簡単に他のマクロを一緒にまとめることが可能です。
【FRep動作確認】は2つまとめたマクロと全く同じです。
【端末再起動検知】【端末バッテリー低下の検知】はアクションの条件として、【MacroDroid固有】→【発動したトリガー】→「発動したトリガー」→【】で指定します。
まとめと修正情報
今回、MacroDroidでの条件で【発動したトリガー】というものにようやく気が付きました。今まで知らなかったので(汗)…これでウィジェットボタンが非常に使いやすくなった気がします。
【MacroDroid】使えるマクロ例の【送信機異常検知】等も【発動したトリガー】を使用した方が良さそうなので、修正しました。
今後も良さそうなマクロが見つかったら記事を修正・追加していく予定です。
[20191006]修正【メール設定に「Gmailアカウント」】追加
2019年9月末のMacroDroid更新にて、メール送信の際に従来の[Gmailアカウント]に加えて[SMTPサーバー]での送信も利用可能になり【オプションを選択*「Gmailアカウント」*「SMTPサーバー」】が追加されました。→ その後[2020.2.23]再修正
[2020.2.23]修正 メール送信についてはこちらをご覧ください。
コメント