後継はGoogle Chat となります。昔のWorkspace(旧G Suite)のChatとの事で、徐々に無償公開が始まっています。
FRepでの送信ログ作成には、大きく分けて2つのことが必要です。
■Frepの変数を使い送信ログを作成してクリップボードに文字列を設定する。
→プログラム【送信ログ作成】文字列作成
■ハングアウト等のメッセージアプリに出力する。
→プログラム【送信ログ出力】Google Chatに出力
→ プログラム【送信ログ出力】ハングアウトに出力(こちらの記事です)
当記事では、FRepを使ってハングアウトに出力する方法を解説します。
出力方法
送信ログの出力先はメイン端末でも閲覧できるメッセージアプリが便利です。
クリップボードに記憶されている文字列を、「何を使って」「どのメッセージアプリに」出力するか様々な方法があります。
FRep
FRepでプログラムを作成すれば、ほぼ全てのアプリに出力可能です。
MacroDroid
MacroDroidでは、Eメール・Twitter・SMS・UDPコマンドに対応しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
連携アプリ
IFTTT、Zapier、Microsoft FlowなどのWebサービス連携アプリを使うと、かなり多くのアプリに出力できる様です。興味のある方は調べてみてください。
手動
大抵のアプリで[長押し]→[貼付]でクリップボードのテキストが貼り付けできます。
ハングアウトへ出力
ハングアウトを開き[長押し]→[貼付]でクリップボードのテキストが貼り付けできますので、それをFRep操作の記録(Rec)等で作成しても使用可能です。
こちらではもう少し止まりにくいプログラムにして解説します。
実際の様子
※音量にご注意ください
送信ログ出力プログラム
予め別のプログラムでクリップボードに文字列設定済みで、そのグループに出力するのがその端末1台だけの場合に使えるプログラムです。
FRepのプログラム
プログラムの説明
1.[ループ]5回–稀にあるハングアウト起動の不具合に対応
2.[ハングアウト起動]
3.[待機]3.0秒
4.[画像認識]-初期画面で該当グループを探します。この端末はカラー表示があるのでグループで色分けしました。古い端末の場合はカラーにならない場合もありますので、その端末で画像認識しやすい場所を探してください。
5.[待機]3.0秒
6.[画像認識]-前回の終了がうまくいかなかった時など、稀にグループが開いていることもあった為、この画像認識をいれました。
7.[ループ]5回–終了
8.[完了]エラーから復帰出来なければ終了
9.[長押し]-タッチ操作の長押し[下記画像参照]
10.[貼付けタップ]-タッチ操作のタップ[下記画像参照]
11.[送信タップ]-タッチ操作のタップ[下記画像参照]
【9.10.11.のタップ位置】
12.[Back]-キー操作のBack
13.[ハングアウト終了]
エラーアラート出力プログラム
プログラム上でクリップボードに文字列を設定します。
また、複数台の端末でそのグループに出力する場合のプログラムです。
クリップボードを使わずに直接メッセージを入力することも出来ますが、【送信ログ出力プログラム】と同じつくりにした方が良いのでクリップボード使用にしました。起動や送信それぞれの関数の中で、中断時にクリップボードに文字を設定する方法もあります。
プログラム1.6.以外は【送信ログ出力プログラム】と同じなので、そちらを参照してください。
FRepのプログラム
プログラムの説明
1.[クリップボード]-任意の文字をクリップボードに設定
2.[ループ]5回–稀にあるハングアウト起動の不具合に対応
3.[ハングアウト起動]
4.[待機]3.0秒
5.[画像認識]-【エラー】を画像認識させる
6.[画像認識]-ハングアウトは未読があると文字が太文字になります。2台以上の端末で同じエラーグループに出力した場合、出力していない端末は文字が太文字になります。その後、太文字の端末で出力しようとすると画像認識で失敗してしまう可能性があります。
複数台の端末で同一グループに出力する場合は、既読と未読2つの画像認識を用意して、どちらでもタップ可能にします。
【上:既読・下:未読】
7.[待機]3.0秒
8.[画像認識]-【エラー】を画像認識させる
9.[ループ]5回–終了
10.[完了]エラーから復帰出来なければ終了
11.[長押し]-タッチ操作の長押し
12.[貼付けタップ]-タッチ操作のタップ
13.[送信タップ]-タッチ操作のタップ
14.[Back]-キー操作のBack
15.[ハングアウト終了]
フルオートプログラム
ログ出力とエラー出力のプログラムが完成したら、それを関数にしてフルオートプログラムに組み込みます。
毎時間後に送信ログを出力し、プログラムの関数中断時にはエラー出力します。
FRepのプログラム
プログラムの説明
元にしたのは【時間変数】を入れたフルオートプログラムです。
■プログラム10.[ログ出力]-実行後完了
■プログラム11.[エラー出力]-実行後完了
2つの関数呼び出しを追加します。
元のプログラム1~7までの関数呼出は、[中断したとき]に初期値である【中断】でしたが、それを[中断したとき]→プログラム11.[エラー出力]に分岐します。
これで、エラーなくプログラムが進んだ場合は通常のログ出力して終了し、1.2.3.7の関数で中断された場合には次のプログラムには進まずエラー出力して終了となります。
まとめ
グループ毎にハングアウト出力プログラムを作成して、ログ作成に役立ててください。
また、エラーアラート出力を活用して、いち早く不具合を発見しましょう。
ハングアウトのグループ作成等についてはこちらをご覧ください。
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